
先制を許したのは前半42分、ゴール前の守備を崩されフリーでシュートを決められた。後半も浦和が押し気味に試合を展開し、19分にディフェンダーのミスから追加点を奪われ、同32分にも3点目を許した。
リーグでの対浦和は2012年9月を最後に9試合連続で未勝利、無得点。この日はディフェンスラインを高めの位置に変更してから裏のスペースを再三クロスボールで狙われた。球を奪った後の攻撃でも、浦和の素早いプレスに冷静さを欠き、本拠地で同じ下位の苦手チームに翻ろうされた。
試合後、野田朱美監督は「お互い背水の陣で結果を何より求めたかったが、浦和の鬼気迫る力強さに押される感じで完敗だった。全て私の責任」と振り返る一方、今後の戦い方については「やるサッカーを変える気はない。培ってきた戦術を突き詰めたい」と強気に話した。
次節は7日で、くノ一は長野市の長野Uスタジアムで現在4位のAC長野パルセイロ・レディースと対戦する。