名張市は4月8日、市立赤目保育所に通う小麦アレルギーの女児(1歳2か月)にパンを誤って食べさせ、アレルギー症状を発症させる不適切な対応があったと発表した。女児の症状は軽いという。
市保育幼稚園室によると、同日午後3時20分ごろ、女性保育士がおやつとしてパン(長さ約20センチ、太さ約3・5センチ)を8分の1程度食べさせた。1時間後、女児がおう吐したため、所長が保護者に連絡を入れた。
通常は小麦アレルギーのある女児にミルクを与えており、この日も、職員間で女児へのアレルギー対応について情報の共有が行われていたという。
同室は「保育に当たっている職員複数で、声に出して確認を行った後食べさせるよう、より徹底していく」としている。