春の全国交通安全運動出動式が4月6日、伊賀・名張両市内であり、署員や行政職員、交通関係団体の関係者らが参加した。期間は15日までの10日間。【参加者に見送られ、交通取り締まりに向かう白バイやパトカー=伊賀市四十九町の県伊賀庁舎で】
出動式の会場は伊賀市が県伊賀庁舎駐車場(同市四十九町)、名張市が朝日公園(同市朝日町)で、それぞれ約100人が参加。運動は子どもと高齢者の交通事故防止を基本に「歩行中や自転車乗車中の交通事故防止」と「後部を含む全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」「飲酒運転の根絶」を重点に掲げ、住民に呼び掛ける。
県伊賀庁舎の会場では、伊賀市老人クラブ連合会の宮田淳会長(83)が「一人ひとりが交通ルールとマナーを守り、積極的に交通事故防止に貢献することをここに宣言する」と交通安全宣言を読み上げた。
今年に入って発生した交通事故は4月5日現在、伊賀署管内が総件数785件(前年同期比99件増)、人身事故62件(同23件減)、死者2人(同1人増)。名張署管内が総件数641件(同28件増)、人身事故61件(3件増)、死者1人(1人減)だった。