近畿大学工業高等専門学校(村田圭治校長)の第56回入学式が4月6日、名張市春日丘の同校で開かれた。新入学や専攻科生ら計208人が専門的な技術を学ぶ新生活のスタートを切った。【新入生を代表し宣誓する天野さん=名張市春日丘で】
同校は5年間で高度な専門技術を学び、卒業生たちは「創造力あふれる実践的技術者」として伊賀地域内外で活躍している。今年は1年生165人、4年編入学生34人、専攻科生9人が入学した。
入学式で村田校長は「近大高専で青春の一時期を過ごし、将来、素晴らしい技術者として社会に飛び立ってくれることを祈念する」とあいさつ。来賓の亀井利克市長は「日本が発展するために必要なキーワードの一つが技術革新。皆さんのこれからの学びと活躍に期待したい」と激励した。
在校生総代の5年生、中尾匠さん(19)は「勉強、部活動など今しかできないことに打ち込んでほしい。たくさん失敗して経験を積んでほしい」と歓迎した。
新入生総代の天野雄大君(15)は「将来、社会貢献ができる人材になれるように知識や経験を積み重ね、人間としても成長したい。勉学、スポーツ文化、ものづくりの活動に励み、近大高専の学生としての誇りを持ち、実りある学生生活を送る」と誓った。