夫婦、恋人間のDV(ドメスティック・バイオレンス)やストーカー、虐待、行方不明事案など人身安全に対処するプロジェクトチームの指名式が4月12日、伊賀署であった。【チームの班長に指名書を交付する藤井署長=伊賀市四十九町で】
指名書が交付されたのは、生活安全課と刑事課の両課長を班長に女性警察官4人を含む27人。藤井淳夫署長は訓示で「全国的には事態が急変し重大事件に発展したケースもある。当署管内でも警戒を要する継続中の事案があり、単なるけんかや一時的な家出だと安易な判断をせず、緊張感をもって対処してほしい」と述べた。
同署によると、2016年中に管内で確認している相談件数はDVが36件、ストーカーが15件。今年は3月末までにDVが7件、ストーカーが2件で、プロジェクトチームを立ち上げるような事案は発生していないという。