対象は自校式の給食を継続する上野東、上野西、久米、友生、青山、島ケ原の6小学校と島ケ原中学校の7校。同市は芭蕉の生誕地で、俳句食器を郷土学習の一環として活用する。16年度は約613万円の予算を充て、プラスチック素材でポリエチレンナフタレート(PET)樹脂製の汁椀とおかず皿を各3200人分購入した。
汁椀は「草いろいろ おのおの花の 手柄かな」の句と葉のイラスト、「あら海や 佐渡によこたふ 天河」の句と星のイラストの2種類。おかず皿も2種類で、「山路来て 何やらゆかし すみれ草」の句とスミレ、「さまざまの 事おもひ出す 桜かな」の句と桜がそれぞれ印刷されている。
伊賀市教育委員会によると、俳句食器への入れ替えは3年計画で、今年度がパン皿、18年度がご飯椀の購入を予定している。