放流した稚アユは、体長約10センチの琵琶湖産。組合員約10人が、水槽付のトラックで運ばれてきた稚鮎を、夏見橋から大屋戸橋までの6か所で、バケツやホースを使って川へ放った。アユ釣り解禁は6月11日。解禁までにこの日を含め計4回、延べ2万トンを放流する予定。
組合によると、例年稚アユは解禁日には16センチ前後に成長、愛好家が多く訪れる10月ごろには25センチほどに育った鮎が釣り上げられるという。釣り場へは例年、奈良・大阪など関西圏を中心に年間約2000人の愛好家たちが訪れる。
組合の勝木祥文事業担当理事(60)は「最近は釣り人から水質、アユの質ともに良いと評価してもらっている。名張川は釣りやすく危険も少ないので、初心者から熟練者まで楽しんでもらえたら」と話していた。
問い合わせは同組合0595・64・7722へ。