男子サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)に今季から参戦するヴィアティン三重の海津英志監督(50)と伊賀市石川出身で今季はキャプテンを務める稲森睦選手(26)が4月18日、伊賀市役所を表敬訪問し、同市で開催するホームゲームに向けて意気込みを話した。【ヴィアティン三重の海津監督(左)と稲森主将=伊賀市上野丸之内で】
JFLは企業チームやJリーグ入会を目指すチーム、地域のクラブなど、今季は16チームが参戦。国内ではプロリーグのJ1から数えて4番目のカテゴリーで、ヴィアティンは2012年のチーム発足後、県リーグ3部からスタートし、毎年昇格を続け5年でJFL入りを果たした。
将来はJリーグクラブを目指しており、事務所や練習場は桑名市内にある。現在の順位は5試合を終えて2勝1分2敗の7位。ホームゲーム15試合中、伊賀市では同市小田町の上野運動公園競技場で4月29日に昨季覇者のHonda FCと、6月25日にMIOびわこ滋賀とそれぞれ対戦する。
海津監督はチームについて「三重県全体を意識した活動をしており、県内選手を中心にチーム作りをしている」と紹介。河合小の2年からサッカーを始め、強豪校の四日市中央工業高でも主将を任され、昨季からヴィアティンでプレーする稲森選手は「地元で試合ができる喜びを感じている。必ず勝って面白いサッカーをするなと思ってもらえるよう頑張りたい」と抱負を述べた。
応対した大森秀俊副市長は「ほんとに早くアマチュアのトップリーグに上がった。三重県でJFLの試合が見られるのは素晴らしいこと。ぜひJ3に進んでほしい」とエールを送った。