伊賀市の「上野天神祭のダンジリ行事」がユネスコ無形文化遺産に登録されたことを記念し、だんじりと鬼、七福神が出そろう「春のお披露目」が、4月23日正午から伊賀鉄道上野市駅前の多目的広場(同市上野丸之内)で開かれる。【イベントの告知ポスターと当日お披露目する(左から)「鉄英剣鉾」「紫麟」「桐本」=伊賀市のだんじり会館で】
主催は同行事を運営する上野文化美術保存会(八尾光祐会長)と伊賀市、上野天神宮。同市上野丸之内のだんじり会館に常設展示している3基が毎年春に入れ替えるのに合わせて同イベントを開く。多目的広場に集まるだんじりは全9基のうち、東町の「桐本」と魚町の「紫麟」、向島町の「鉄英剣鉾」、鍛治町の「二東」、福居町の「三明」、西町の「花冠」の6基。横一列に並び、祇園囃子の披露もある。
相生町と紺屋町、三之西町、徳居町の鬼行列からは役行者や鎮西八郎為朝、ひょろつき鬼など20体、小玉町の七福神も登場する。同保存会の八尾光祐会長は「ユネスコ登録のうれしさを400年支えてくださった皆さんとともに分かち合い、お祝いできたら」と来場を呼び掛けた。
午後1時30分まで。雨天中止。臨時駐車場が上野西小学校に設けられる。
問い合わせは上野西部地区市民センター(0595・23・9779)へ。