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最優秀賞 兄弟で獲得 小中ミステリー感想文コンクール

170327_2.jpg 名張ロータリークラブ(名張RC)主催の「江戸川乱歩記念 小・中学生ミステリー感想文コンクール」の表彰式が3月27日、名張市南町のアスピアで開かれた。小学生の部、中学生の部それぞれの最優秀には同市南町の名張中1年、松本颯太朗君(13)と名張小4年の大地君(10)が兄弟で選ばれた。【小学生、中学生の部でそれぞれ最優秀賞に輝いた松本君と大地君=名張市南町で】

 コンクールは名張市出身の探偵小説家・江戸川乱歩の作品を始めとするミステリー作品に親しんでもらい、活字離れも防ごうと2013年に始め、今回で3回目。名張市と伊賀市青山地区の小学4年生から中学生を対象に、昨年末から1月末にかけて募集し、小学生54人、中学生119人から応募があった。

 今年度は小学生、中学生の部に分け、新設の江戸川乱歩賞と名張ロータリークラブ会長賞を含む5つの賞を審査。計20人の受賞者を選んだ。学校全体での取り組みをたたえる「学校賞」も新たに加わり、桔梗が丘中学が選ばれた。

 表彰式では、同RCの山崎哲也会長が出席した受賞者17人に表彰状を手渡した。松本君は乱歩の少年探偵団シリーズからお気に入りの「奇面城の秘密」を題材にし、「推理対決の世界に引き込んでくれる」と面白みをしたためた。受賞を「びっくりしたけれどうれしかった。作品を読むと、自分が冒険しているみたいだった」と喜んだ。

 大地君は同じく乱歩の「怪人二十面相」を読み、自身が面白いと思った読書中の期待感や驚き、疑問を交えて作文。「物語に引きこまれるところが良かった。受賞できてうれしい。他の作品も読んでみたい」と話した。

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