子どものころから税金についての知識を身に着けてもらおうと、伊賀市立新居小学校(濱田嘉昭校長、152人)で2月15日、伊賀法人会女性部会(長谷川久美子部会長)による「紙芝居租税教室」が開かれた。【税金にまつわる紙芝居を披露するメンバーたち=伊賀市西高倉で】
同女性部会が15年以上前から取り組んでいるもの。学校からの要望などを受け、伊賀地域の小学校で実施している。今年度4回目となる教室は、メンバー9人が忍者衣装を身にまとい、紙芝居を使いながら税の仕組みについて紹介した。
紙芝居では、学校を運営するために子ども1人当たり約84万円の税金が使われていることなどを紹介。警察や消防、ごみ収集などの行政サービスにも税金が欠かせないことから「伊賀市でも税金で住みやすいまちがつくられている。税金はとても大切なもの」だと訴えた。
長谷川部会長は「当たり前のように使っている学校でも、地域の人たちから集めたお金が使われていることを、子どもたちに少しでも知ってもらえれば」と話した。