祭りは「えべっさん」の愛称で親しまれ、古くは海と山の幸の物々交換市が開かれていたという。この日は神社付近にハマグリや植木を扱う露店が並んだ。
晴れ着姿の「福娘」の3人は、大判小判、千両箱などが飾り付けられた縁起物の熊手や吉兆(けっきょ)を、「ようおまいり」と声を掛けながら参拝客らに手渡していた。
福娘で大学生の髙橋未希さん(20)は「寒いのに皆さん笑顔でこちらが福を頂いています。頂いた福を多くの方にお渡ししたい」と話していた。
8日の本祭は、午前9時から午後5時ごろまで縁起物の授与がある。
問い合わせは同神社(0595・64・1000)、または市観光協会(0595・63・9087)へ。