県立名張高校の生活デザイン系列で被服を学ぶ3年生12人が1月24日、名張市つつじが丘南6番町の介護施設「ファボール鴇」を訪れ、通所者たちに手製の巾着を贈るなどして交流した。【通所者に巾着を贈る名張高生たち=名張市つつじが丘南6番町で】
若い世代の社会参加や世代間交流につなげたいと、名張中央ロータリークラブ(RC)が昨年から始めたもの。同高と共に市内の介護施設を訪問している。
生徒たちは60代から90代の通所者8人と風船を使ったレクリエーションなどで親睦を深めた後、巾着をプレゼントした。巾着は生徒たちが昨年12月から1か月かけて縫い上げたもので、縦20センチ、横15センチほどの大きさ。材料の組紐や和柄の布を同RCが提供した。
同高の畑岡りんさん(18)は「少しでも明るい気持ちになってもらえるようにと心を込めた。好きなものを入れて使ってほしい」と話し、巾着を受け取った若松登貴子さん(84)は「一生懸命作ってくれた貴重なものだと思う。これから毎日使いたい」と話していた。