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ウィッツ高問題 廃止認可が妥当 学校審が答申まとめる 伊賀市

 伊賀市の意育教育特区学校審議会(直木葉造会長)は1月13日、岡本栄市長が諮問したウィッツ青山学園高校を運営する株式会社ウィッツからの学校廃止認可申請に対し、廃止を認めるのが妥当とする答申をまとめた。早ければ今月17日にも答申を提出する方針。

 ウィッツが学校廃止の認可申請書を提出したのは6日付。同市が13日までに出すよう促していた。岡本市長は答申を受け、3月末での廃止を認可する。

 広域通信制で法令に違反する不適切な教育活動が明らかになった同高の問題を受け、昨年末に岡本市長が「学校法人神村学園」(鹿児島県いちき串木野市)を新たな運営主体に選定したと発表。同学園は新年度から伊賀分校として開校するための手続きを現在進めている。

 委員からはこの日、神村学園の伊賀分校を所轄するのが鹿児島県になる予定であることに対して「遠いところなので、市として管理できる契約というのも必要では」と心配する意見などが出た。

 同市教育委員会のウィッツ対策室によると、1月1日現在の在校生は全日制が16人(うち寮生2人)、通信制が本校4人と広域260人の計264人。伊賀分校への転校希望者に対し、神村学園は全員引き継ぐ考えを示しているという。

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