
昨年11月に就任した同商議所の田山雅敏会頭(中外医薬生産社長)は、主催者のあいさつで「中小企業の活力強化、成長のための底上げ」を今年一年のキーワードに挙げ、慢性的な人材不足や若年層の流出に歯止めをかけるため、街全体での取り組みを呼び掛けた。
移転後の市役所跡地については、観光の発信基地、市民の広場などを用途に「観光協会や行政と知恵を絞りながらすばらしいものを造っていけたら」と述べ、上野名張バイパスの全区間4車線化や名神名阪連絡道路の早期実現など道路インフラの充実が地元産業の発展につながると説いた。
来賓の岡本栄市長は「商議所と両輪体制でしっかりと新しい年を乗り切り10年、20年、50年先につながることを頑張れたら」とあいさつ。市役所の跡地については「若い方や子育て中の方の居場所づくりが必要。そのための場所にしないといけない」と話し、図書館を中心にした複合施設に改修する市の方針を改めて主張した。